北飛塚地区の住居跡

 纒向遺跡では竪穴式住居跡の検出例が殆ど無く、第112・137次調査で確認されている程度である。第59次調査北飛塚地区検出の住居跡は庄内3式期(3世紀中頃)に構築されたー辺5mの方形の竪穴で、10cm程度の浅い掘り込みを持つ。竪穴内には4本の主柱穴と2本の補助柱穴があるが、炉跡や周壁溝が無い事や補助柱穴を持つ事などは通常の住居跡とは異なる点であり、竪穴式住居では無く、掘り込み事業をともなった平屋、あるいは高屋の建物遺構とする見方もある。