李田地区の
ベニバナ花粉
 第61次調査で確認された庄内3式期(3世紀前半)のV字溝の埋土より検出したもので、国内では最古の事例である。べ二バナの用途には染料や漢方薬・紅などがあるが、纒向遺跡のものはその花粉量の多さから溝に流された染織用の染料の廃液に含まれていたと考えられている。ベニバナは本来日本には自生しない植物で染織など当時の最新技術を持った渡来人とともに伝来したと見られ、纒向遺跡の首長層が大陸系の高度な技 術者集団を抱えていたことが窺える資料である。