メクリ1号墳
 第47次調査検出の纒向遺跡で確認された唯一の前方後方墳である。墳丘は全長28m、後方部長19.5m、前方部長9.5mで、埴輪や葺石は無く、後世の削平により埋葬施設も確認されていない。幅約4mの周濠からは多くの土器が出土しており、庄内3式期〜布留0式期の3世紀後半の築造と考えられる。前方後円墳成立の地に前方後方墳が築造された事は興味深く、小規模な墳丘でありながら纒向型前方後円墳の企画を踏襲している事などは被葬者の出自や階層を示しているのであろうか。