家ツラ地区の弧文板と
韓式系土器
 導水施設へと水を供給する大溝の下部には布留0式期古相(3世紀後半)のV字溝が存在している。弧文板は50次調査、韓式系土器は90次調査においてこの溝より出土したもので、導水施設より古い段階の祭祀に使用された物と考えられている。弧文板は欠損もあり、本来の形状は不明だが、黒漆で仕上げた優品である。韓式系土器には格子目の夕夕牛を持つ物(左)とミガキによって光沢を持つ物(右)の二種があるが、ミガ牛を施す個体は楽浪系の土器ではないかと考えられている。