脇坊不動院
 室生寺には頭塔としては不動院・持宝院の二力寺が明治の頃まで存続したが、そののち廃された。
 不動院 建物梁行凹間半、桁行三間 行者堂(行者堂)建物梁行二間、桁行二間半
 不動院は今の客殿から幼稚園の前方にかけての敷地にあった。木尊は身丈六尺の不動明王立像にして身丈一尺五寸の二童子が蹲踞している。室生山は役優婆塞の草創である故に、弘法大師は不動院を置いて開基の功業を保存したという。
俗別当に優婆塞を宛て、僧一人が当院の住職を命ぜられ山内の世務を司って山主を輔翼してきた。当院廃せられて木尊不動明王像は護摩堂へ、神変大菩薩像は弥勒堂へそれぞれ移された。