平成28年第1回 桜井宇陀広域連合議会定例会の報告


 平成28年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会が、全議員出席のもと、平成28年3月29日(火曜日)午前10時30分から宇陀市議会議場において開会いたしました。
 中谷議長の開会宣言、松井広域連合長から招集挨拶の後、会議に入り、議事日程により会議録署名議員2名の指名、会期は3月29日の1日間と決定し、広域連合長の提出議案の説明がありました。
 提案された案件は、副広域連合長の選任同意1件、平成28年度桜井宇陀広域連合各会計予算3件、桜井宇陀広域連合広域計画の改定1件の合計5件で、一般会計の議会費における議員研修に関して、研修内容や講師について質問がありましたが、事務局から、開催時期における情勢などを見極め、正副議長と相談したうえで、その内容や講師を決定し、改めて、ご連絡させていただきたい、との答弁があるなど、慎重に審議した結果、各議案とも全員賛成をもって、原案どおりこれを同意・可決いたしました。
 以下、今期定例会に提出され各議案の概要について、簡略に報告いたします。
 はじめに、同意第1号、副広域連合長の選任同意については、これまで、副広域連合長としてお務めいただきました、前御杖村長の鈴木仁彦氏が、昨年12月8日の任期をもってご勇退されましたことに伴い、空席となっていました副広域連合長の選任同意案件で、曽爾村長の芝田秀数氏を選任することに同意しました。
 次に、議案第1号、平成28年度一般会計予算については、歳入歳出予算総額1,360万8千円で、対前年度と比較して68万9千円の減額となっています。
 一般会計では、広域連合の基本的な運営に必要な経費を計上していますが、歳出の主なものは、議会費では、議員報酬などのほか議員研修にかかる経費が計上されました。
 総務費は、1,131万7千円となり、所掌事務を処理するための人件費、並びに事務所の管理費等の経常的な経費が計上されています。
 民生費は、161万円で、障害支援区分認定審査に対応するための予算が計上されています。
 これの財源としては、構成市村の負担金が1,220万円、地域生活支援事業国庫補助金47万9千円、繰越金92万9千円となっています。
 議案第2号、平成28年度ふるさと市町村圏基金特別会計予算については、歳入歳出予算総額1,044万1千円で、対前年度と比較して127万2千円の減額となっています 。
 これまでふるさと振興事業の財源としていた取り崩し型基金が、平成27年度の繰り入れをもってその残金がなくなることに伴い、ふるさと振興事業の方向性について、市村長会議などで検討・協議した結果、今後も継続していくと決定したことに伴い、その財源の確保が必要となってきたことから、同時に検討した結果、その財源は、構成各市村から負担いただき、対応していくとなったことにあわせ、各事業の精査や調整を行ったことにより、事業費全体の減少となったとのことでした。
 歳出の主なものは、広域観光の施策として、広域観光アプリ 桜井・宇陀ぶらりを活用して、圏域内を周遊散策していただくための、観光探訪を実施し、桜井・宇陀の魅力を伝えていくことにあわせ、アンケート結果を基に事業の検証を行いながら、さらに満足いただけるよう、また、広域観光のメリットが活かされるよう、工夫を積み重ねていきたいとのことでした。
 また、昨年8月に開催されました、どろんこバレーと宝さがし イン 曽爾では、延べ371名の参加者があり、泥にまみれ、バレーボールやどろんこフラッグ、丸太わたり、宝さがしなど、休耕田を活用したスポーツやレクリェーションを、和気あいあいと、思う存分、堪能していただきましたが、平成28年度は、構成市村が所有している各地域ゆかりの美術品を、特に、展示スペースなどの関係で、市村に寄贈後、収蔵庫などで保管され、普段は住民の目にふれない作品を中心に構成することにより、埋もれた財産の掘り起こしと、地域の芸術への理解、及び圏域内に在住する芸術家の創作意欲の高揚を図ることを目的とした企画展、桜井宇陀広域連携展示~桜井宇陀ゆかりの芸術家たちを、自治総合センターの宝くじ助成金を活用した事業として、宇陀市で開催する予定です。
 また、平成24年度より実施しています、社会人プロを講師に迎えてのサッカー教室は、毎回、大変好評であることから、スポーツ振興センターの助成金を活用して、引き続き構成各市村の4ヶ所で開催し、子どもたちの健やかな成長につなげていきたいとのことです。
 その他、皆さんに桜井・宇陀を知っていただくため、ふるさと物産展の開催、カレンダー、及び広報紙の発行、ホームページなどをもって、圏域の魅力を広く伝えるとともに、奈良県、及び奈良県ビジターズビューローなどとの連携による観光戦略としてのPRなど、可能な限りの情報発信事業や観光紹介を、全国県人会まつり、全国旅まつり名古屋、関空旅博などへの物産展ブースの出展などをとおして、観光キャンペーンなどに努めていくのとことでした。
  これに充当する財源の主なものは、構成市村の負担金が400万円、県補助金が10万円、運用型基金の運用益として335万8千円、繰越金43万3千円、諸収入である宝くじの助成金200万円、日本スポーツ振興センター助成金50万円を活用しての事業の実施であり、今後とも、各種補助・助成金の活用をはじめとした財源確保に努め、ふるさと振興事業に実施に務めますとのことでした。
 なお、昨年の第2回議会定例会において、平成26年度決算に係る監査委員の意見書が報告されましたが、そこに、基金の運用に関して、安全・安定かつ有利な運用先の情報収集に、今後も鋭意努力を、との指摘があったこともあり、十分に考察を重ねたうえで、10年物の債券を、より有利な20年物の債券に買い替えたことにより、運用益において対前年度に比較して127万5千円の増額があったとの報告があり、新年度予算に反映されているとのことでした。
 次に、議案第3号、平成28年度介護保険特別会計予算については、歳入歳出予算総額5,528万7千円で、対前年度と比較して213万3千円の減額となっています。
 この会計は、介護保険の認定審査事務を行うための経費を計上しており、高齢化の進展等に伴う審査件数の増加に対応できるよう、年間の審査件数6,697件、審査会189回を見込んでいます。
 歳出の主なものは、介護認定審査会委員報酬として1,083万6千円、同委員の旅費に係る費用弁償81万9千円、介護認定事務を処理するために必要な人件費として1,066万7千円、市村からの派遣職員3名分の負担金として2,500万円、介護認定審査会支援システム機器等借上料、及びその保守として372万6千円、その他、介護認定に伴う事務費などが計上されました。
 その財源は、構成市村の負担金が、昨年度と同額の4,900万円、繰越金633万7千円、諸収入5万円を計上し、歳入歳出の均衡が図られています。
 次に、議案第4号、桜井宇陀広域連合広域計画の改定については、広域連合が行なう施策の指針を示すもので、現在の計画が、平成27年度末をもって、その期限が切れることによる改定で、平成28年度から平成32年度までの5年間の広域計画です。
 今回の計画変更については、これまでの計画を基礎としながら、広域連合の例規の改正、並びに広域連合におけるこれまでの沿革などとの整合を図るとともに、昨今の社会情勢などに鑑み、改定されたものです。
 以上、当日提出された、すべての議案の審議を終え、午前10時59分に閉会いたしました。
 なお、定例会に先立ち午前9時30分から開催した全体協議会において、提出予定議案である、副広域連合長の選任同意について、平成28年度の各当初予算の概要、広域計画の改定について説明がありました。
 議員からは、広域連合で開催する事業に、広域連合議員も、積極的に参加し、参加者との交流を図っていこう、など意見がありました。
 以上、平成28年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会の報告とさせていただきます。